経口中絶薬承認の可否に関するパブリックコメントが、2023年2月1日〜2023年2月28日の期間において募集されています。(所管省庁:厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課)
ピッコラーレも団体として、2023年2月27日付でパブリックコメントを提出しました。
パブリックコメント(パブコメ)は、私たちの声を直接、国や政府に伝えられる機会です。皆さまもぜひご記入をご検討ください。
本件に関するパブコメを書く際に参考になる情報を、#もっと安全な中絶をアクションがわかりやすくまとめて公開しています。ぜひアクセスしてみてください!
◆パブリックコメント記入リンクはこちら(2023年2月28日23:59まで)
<ピッコラーレ パブリックコメント概要>
「経口中絶薬『メフィーゴパック』の医薬品製造販売承認等」に関する意見について、ピッコラーレが提出した意見の趣旨は下記の通りとなります。
■意見
「性と生殖に関する健康と権利」が保障され、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの視点で「性の自己決定」が大切にされる一助となるよう、経口中絶薬の承認を希望致します。
1)経口中絶薬「メフィーゴパック」は、10代をはじめ全ての人の性の自己決定を支え、彼らの人生を社会として守ることにも繋がるものです。人工妊娠中絶の選択肢として、外来での投薬による中絶方法の選択肢を増やしてください。
2)人工妊娠中絶は、ヘルスケアの一つであり、中絶薬「メフィーゴパック」投薬による中絶方法においては、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの視点において費用を検討する必要があると考えます。
3)添付文章(案)の8.重要な基本的注意に関して、「緊急時に適切な対応が取れる体制(異常が認められた場合に本剤の投与を受けた者からの連絡を常に受ける体制や他の医療機関との連携も含めた緊急時の体制)の下で本剤を投与すること」とされていますが、「連絡を常に受ける体制をとる」という条件付きでは中絶薬が承認されても、取り扱う医師を増やせないのではないかと考えます。
※意見の理由・根拠を含めた本件に関するピッコラーレのパブリックコメント全文はこちら