「妊娠葛藤白書~にんしんSOS東京の現場から 2015-2019~」
発行のお知らせ

特定非営利活動法人ピッコラーレ(所在地:東京都豊島区、代表:中島かおり、以下ピッコ ラーレ)は、「妊娠葛藤」の背景にある社会課題を可視化する「妊娠葛藤白書~にんしんSOS 東京の現場から2015-2019~」を発行しました。

プレスリリース:「妊娠葛藤白書~にんしんSOS東京の現場から 2015-2019~」発行のお知らせ

◆相談者2,919人の声をデータで可視化し、妊娠葛藤を生み出す社会背景を浮き彫りにする

本書は、日頃、窓口で相談者の声に耳を傾けている相談支援員が、2015年開設当初から2019年12月までの間に「にんしんSOS東京」に寄せられた2,919人の声一つ一つに向き合い、個人が特定されないようにデータを加工・整理・分析し、まとめたものです。

「妊娠したかもしれない」と不安になったり、実際に妊娠に関する悩みを抱え、葛藤する人たちの声に耳を傾けると、その裏にある日本社会の課題の片鱗が見えてきてきました。セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツや性教育の不足、貧困、虐待、DVなど、妊娠葛藤が妊娠を抱える個人の問題だけでなく、多くの社会課題と繋がっていることを、本書を一読することで皆さんにもご理解いただけると思います。ぜひ本書をお手にとっていただき、一人でも多くの皆さんが「妊娠葛藤は誰にでも起こり得るもの」であり「これは社会の問題である」と知っていただくためのきっかけになれば嬉しく思います。

 

● A4変型判 カラー 171ページ
● 発行日:2021年4月1日
● 価格:3,960円(税込)
● 注文開始日:2021年3月22日
● 販売:https://piccolare.shop/
● 監修:湯澤直美(立教大学教授)

 

 

◆「妊娠葛藤白書」のご注文は、こちらから:https://piccolare.shop/

◆4/5 記者会見& 4/10 発行記念イベントを開催します!(イベントは終了しました)

皆さまのご参加を心よりお待ちしています!


<妊娠葛藤白書~にんしんSOS東京の現場から 2015-2019~  目次>
第1部 妊娠葛藤相談の現状
(1)妊娠葛藤とは何か
(2)妊娠葛藤と人権
(3)妊娠葛藤と性教育・人権教育
第2部 妊娠葛藤相談の実態
第1章 にんしんSOS東京の相談窓口から
(1)「にんしんSOS東京」の相談窓口体制
(2)分析したデータについて
(3)相談概要
第2章-1:「妊娠したかもしれない・避妊について」の相談
(1)「妊娠したかもしれない・避妊について」の相談の概要
(2)「妊娠したかもしれない」相談
(3)「避妊について」の相談
(4)「妊娠したかもしれない・避妊について」の相談者の背景
第2章-2:「思いがけない妊娠」の相談
(1)「思いがけない妊娠」の相談の概要
(2)「思いがけない妊娠」に関する相談内容の分析
(3)「思いがけない妊娠」の相談の特徴
第2章-3:「中絶について」の相談
(1)「中絶について」の相談の概要
(2)「中絶施行前」の相談
(3)「中絶施行前」の相談の年齢別分析
(4)「不合意性交」「自責の念」「中絶予約キャンセル」
第2章-4:「妊娠葛藤決断後」の相談
(1)「妊娠葛藤決断後」の相談の概要
(2)「妊娠期に関すること」
(3)「中絶できなかった」
(4)「養育に関すること」
(5)相手との関係について
第2章-5:同行支援
(1)面談・同行支援とは
(2)面談・同行支援実施実績
(3)同行支援を行う背景
(4)連携先について
(5)相談データから見えてきたこと
第3部 若年層の妊娠葛藤
(1)若年層からの相談の概況
(2)若年層からの相談の傾向
(3)若年ハイリスク層
(4)若年ハイリスク妊婦の抱える背景
(5)若年ハイリスク層と全体の背景の比較
(6)若年ハイリスク相談者固有の背景から見えること

<お問い合わせ窓口>
特定非営利活動法人ピッコラーレ事務局 https://piccolare.org/
E-MAIL:info@piccolare.org