産前産後の女性の死亡原因でもっとも多いのは自殺。そして、児童虐待死でもっとも多いのは生まれたその日になくなる命。これは、妊娠をだれにも相談できず、一人で抱え込み、社会から孤立したために、母子の安全が守られなかった結果だとわたしたちは考えます。妊娠を社会から孤立させないために、わたしたちは相談窓口を設置し、社会とのつながりをつくる活動を行なっています。
社会課題とにんしんSOSの役割
にんしんにまつわる全ての「困った」、「どうしよう」に寄り添い、相談者が必要とする正しい情報や利用可能な社会資源を伝え、関係機関を探し、つないでいきます。
相談・支援窓口の仕組み
さまざまな状況にある相談者に対応できるよう、医療・福祉系国家資格保有者で構成されたチームが365日体制で相談を受け、関係機関と連携し、自立に向けてサポートしています。
認定NPO法人ピッコラーレは、にんしんSOS東京、にんしんSOS埼玉(埼玉県より受託)、にんしんSOSちば(千葉県より受託)の3つの相談窓口を運営しています。また、全国の妊娠葛藤相談窓口サポートにも取り組んでいます。