ピッコラーレが毎年開催している研修事業「思いがけない妊娠相談事例から学ぶセミナー」。昨年オンラインで実施した経験を活かして、研修Aはオンライン開催、研修Bはオンラインと現地会場の2日間に分けて行いました。

昨年度を上回る参加人数
オンライン開催によって全国から参加できるようになった結果、申込開始から数日で定員がいっぱいに!急遽参加枠を増やして、研修AB併せて延べ144名の方にご参加いただきました。

また、夏期に新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、研修B2日目は現地会場での実施が危ぶまれましたが、幸いにも開催時期には落ち着き感染対策をしっかりした上で、実施することができました。

研修A プログラム内容を一新!
今回から研修Aのプログラム内容を一新し、新しい外部講師の方に講義を担当していただきました!

妊娠を取り巻く日本の課題や現状を伝えていただき、真摯に向き合う講師の姿勢にピッコラーレの相談員も刺激をもらいました。

参加者からも「相談者の置かれている状況や背景を知ることができたことと、相談者さんに寄り添い力になりたいという熱意を感じ、心に響きました。」「日本での妊娠中絶の現状と緊急避妊薬について詳しく知ることが出来たことと先生の熱意と活動に感動しました。」という感想も。

一方で、「どの講義もノートに収まりきらないほどボリュームがあった」という声もあり、長時間集中できるようにボリュームを調整することも次回以降の検討事項になりました。

研修B 現地会場ではグループワークから交流会まで実施!

研修Bは1日目をオンライン、2日目を現地会場で実施しました。1日目の医療編・福祉編は、今年からピッコラーレ相談員の新しい講師が担当しました。当日まで何か月もかけて内容をブラッシュアップして、資料を一から作りこんでいきました。参加者からは、「福祉、医療、法の立場からの事例では、それぞれの専門性からの支援や問題点など、多角的に学ぶことができました。」という感想もいただき、準備してきたことが伝えられて研修チーム一同とても嬉しく感じました。

2日目は、実際の事例をもとにグループワークを実施、研修後は交流会も行いました。参加者からは、「相談事例をもとに、自分自身でも体験し、考えることができ、そこに向き合うことができた。たくさんの発見や気づきがあった。」「事例を用いて実践的に考え学ぶことができた。他の参加者の視点を知り、自分の考えや気持ちの偏りなどにも気づけるプログラムだったのもよかったです。」といった気付きの多かったという感想が多くありました。

また、オンラインでは難しい参加者同士の交流も充実した時間につながったようで、「受講者間のつながりができたのが、大きな収穫です。 研修後の交流会が、もっとも価値ある時間だったようにも思います。」という参加者の声も。

参加者満足度も高く、オンラインだけでなく現地開催もできてよかったと思います。

相談支援員も誕生!

なんと嬉しいことに今回の研修からもピッコラーレの相談支援員が誕生しました!
現在、私たちの相談窓口の認知度向上にも力を入れており、今後はさらに相談が増える見込みです。こうして仲間たちが増えてくれることが、今回の研修での一番の収穫です。

来年度以降は、参加者の皆さまからいただいた貴重なご意見を踏まえて、さらにブラッシュアップしていく予定です。

また、今後は寄付キャンペーンやオンラインイベントなども企画しております!
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